真鍮製 弁座側本体(3穴タイプ)
本製品は、炭酸ガスの圧力を調整する弁座側の基幹パーツです。素材には高精度加工に適した鍛造真鍮を使用し、ロボット制御によるNC加工およびマシニングセンタによって、複雑な構造と高い寸法精度を両立させています。特徴的な5方向へのポート構造と、3穴式のガス流路を備え、減圧機能とともに、圧力の安定性を高めます。


1. 高精度なロボット加工による一体形状
本体は、鍛造真鍮をNC旋盤によって加工後、マシニングセンタにより多方向に削り出しています。上下左右および前方の5面にねじ穴が開けられており、異なる方向からの流体や部品の接続が可能です。各ポートの角度・高さ・中心位置は正確に管理されており、セット時の不具合を防ぎます。
2. 複数穴による多機能接続と識別性
上面には3つの通し穴があり、ダイヤフラム機構と組み合わせて減圧機能を果たします。また、5方向ポートの配置もそれぞれ異なる高さや角度に設計されており、セット時に“間違えようのない構造”が実現されています。
3. 表面仕上げとネジ部精度
外観はクローム調の光沢があり、内部・外部ともに丁寧に面取り・仕上げ処理が施されています。特にねじ部は内径公差や表面粗さが厳しく管理されており、パッキン・継手との密着性が高く、漏れのない接続が可能です。
本製品は、複数のポートと締結穴を一体構造で実現し、高精度な圧力調整を実現する真鍮製の多方向弁座部品です。ロボット加工による高精度な量産体制により、安定した品質が保たれています。