PSD-A 中子上


飲料提供の核となる部品

本製品は、加工精度とともに穴の滑らかさが求められるパーツです。素材には、耐摩耗性と自己潤滑性に優れるPOM(ポリアセタール)を採用し、NC旋盤、マシニングセンタおよびボール盤を用いて製造されています。


1. 複雑な立体構造に対応するマシニング加工

円筒形のボディをベースに、円形凹部やノッチ(切り欠き)、段差付きの輪郭など、立体的な形状を高精度に仕上げています。凹部の深さや角度の変化にも対応できるのは、3軸以上のマシニングセンタによる多方向加工の賜物です。


2. 斜め穴加工とボール盤の活用

本体側面には、中心軸からずれた位置に斜め方向の穴加工が施されています。これは、一般的な旋盤では加工が困難なため、専用治具を用いたボール盤での手動加工が必要です。この穴は、飲料水または炭酸ガスの吐出機構として機能しています。


このように、中子上は表面からは見えない機構や内部構造に工夫が凝らされた重要部品であり、NC旋盤·マシニングセンタと手作業の技術を融合させた高品質な製品です。

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