WF-1

業務用蛇口ユニット(タップユニット)


1. 複雑な曲面・傾斜形状の連続加工

吐水ノズルやアーム部分は、NC旋盤加工によって精密な曲線を形成しています。特にノズルから支柱にかけての連続的なR形状は多軸制御によって実現されています。加工の際には、干渉を避けるための工具パスの工夫や送り速度の調整が必須です。


2. パーツごとのロボット加工とねじ精度

支柱・台座・ナット部分などのパーツは、NC旋盤とロボットによる自動化工程で製作。特にネジ切り加工や内部の貫通穴には高精度が求められるため、加工順序や刃物の選定が重要となります。Oリング用の溝加工も含まれており、漏れを防ぐための寸法管理が徹底されています。


3. 表面仕上げと組立精度

全体に施されたクロームメッキ処理は、光沢と防錆性を両立。下地の研磨とバフ掛け、脱脂処理を丁寧に行ったうえでメッキが施されています。また、最終工程では手作業による組立とバリ取りが実施され、手に触れる部分の安全性と外観品質を向上させています。

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